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三浦 織江  
NO.11 教育の経済学 その2 かわいい子には旅をさせよう 2002/6/23
 
 みなさん、 お元気ですか?
 夏休みまであと一月余り。早いものですね。
 みなさんは夏休みの計画はもう出来ましたか? うちは、珍しくNOです。例年なら、この時期には何かしら予定は出来ているのですが、今年は希望的プログラムまでは出来ましたが、具体的にはまだまだなんです。そこで、教育の経済学その2は、題して「かわいい子には旅をさせよう」をお送りします。夏休み計画が未定の方は、どうぞご参考に。
 さて、うちの娘は今、5年生、10歳。3年生ぐらいから、子供向けのプログラムにも参加できるようになり、高学年になると、その選択肢もかなり増えてきます。しかも、今の年齢は、精神的には安定しているし、仮に中学校を受験するとしてもまだ時間的に余裕があるので、みなさん、子どもを修行の旅に出すとしたら4,5年生のころがチャンスですよ。因みに、うちは1年生から添乗員付きの団体旅行に参加するようになり、4年生から航空会社のエスコートサービスを得て、まずは国内、そして海外へ一人旅をするようになりました。
 もちろん、添乗員がついていようといるまいと、決断のポイントは子ども本人!  親がいくら行かせようと思っても、本人が嫌がっていたら、それも無理ですものね。
 ところで、こどもの旅行プログラムは、大人もそれと比較してそれはそれは高い!!
 それでも、行かせる価値は十分あると思いますよ。
 我が家の場合、一人旅のファースト・ステップはまず、国内から。昨年の冬休みに、山形県の蔵王スキー場のハイジ・キッズアカデミーというスキースクールに9日間、入れ込みました。国内はあちこち、前職で経験した私ですが、実は山形県は未経験。山形で知っていることといえば、昔あこがれていた年上の山形出身のお兄さんが超かっこよかったことと、さくらんぼぐらい。しかも、冬場の北国の地方空港は、乱れに乱れます。それが恐ろしくて、このスキースクールに入れるのも、気持ちは何年も前からありましたが、なかなか実行できませんでした。が、本人の希望で、思い切って参加させたわけです。実際、飛行機はかなり乱れましたが、幸い、1時間程度の遅れで山形に到着。楽しい9日間を過ごしてきたわけです。
 実は、ハイジにやるとき、天候以外にもうひとつ、気がかりなことがありました。 それは、いなかっぺだということ! だって、福岡で生まれ育って、この方10年、福岡しか知らない、博多弁丸出しの田舎娘なんですよッ。福岡の土着民。山形って、東京と近いから、参加者のほとんどが東京の子どもたちでしょ。田舎者といっていじめられはしないかとか、期間半ばにして泣いて帰ってくるのではないかとか、あれこれと胸をよぎります。が、実際は、メチャ元気、パワー全開で帰福。取り越し苦労に終わりました。
 しかも、東京の名門小学校のルームメートのお嬢様たちから、小・中学校の受験の話や塾のことや、習い事や、その他もろもろ、東京の話をいろいろ聞いて、初めてジャパン・スタンダードというものを認識したようです。何がよかったかって、これですよ!! フクオカ・ローカルしか知らなかった娘が、生まれて初めて肌身でジャパン・スタンダードに接したわけです。何より、これが一番の収穫でしたね。もちろん、スキーも上手になりましたが。それ以上にこの意識改革はありがたい経験でした。それで、塾にも行くようになったわけなんです。
 さて、このスキースクール、費用はといえばスクール代が約14万円(9日間コース)、その他、航空券代が4万円強。トータルで18万ほどかかりました。が、これを高いと思うか安いと思うかの感じ方は人によって違うでしょう。でも、今年、九州から唯一参加した娘は、ハイジのおかげで大きく成長しました。転勤族で全国回る人はともかく、うちのような土着民には本当によい薬。この経験によって得られた収穫からすれば、私は安いと思いましたね。
 「かわいい子には旅をさせろ」と昔の人はいいましたが、本当にそのとおりだなと感じています。みなさんも、そろそろ子離れして、旅をさせてみてはいかがですか?
三浦 織江

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